前回は変化日はほぼ当てたが、7:3の確立で調整と予想し外した。 上下に動き始める起点が変化日なので上放れしても不思議ではない。
 さて、次の変化日は2月23日。しかしこの変化日は小さいため無視してもいいかもしれない。その次は3月3日である。これは上下それなりに値幅が伴う起点になると予想している。 NYダウは25日が変化日になる。 変化日は前後1日も含まれるため24日(火)が日米同時変化日となるかもしれない。そしてNYのメジャー変化日は3月5日。東京は3月3日であるため、3月2日~3月6日頃は注目かと思う。

 一般的には変化日を高値で迎えれば天井だが、3割の確立で上昇加速となる。先週の日経平均がそうだった。 再び先進国市場は株高になっているが、このままいけば3月初めが7割の確立で天井となる。 しかし、仮に天井となった場合、低迷しているマザーズ市場などが買われるかもしれない。 マザーズ指数の高値期日は2月26日であるため、3月からはシコリは少なくなるはずだ。
日経平均
上が日経平均日足、下が債券先物チャートだ。赤星を境に国債売り・株式買い となったが、先週は国債買い・株式買い とまた流れが変わった。 しかしこれは日銀が金利上昇を力ずくで抑えたためだろう。 米国国債は順調に金利上昇=株式上昇 となっており、日本特有の動きで問題ないかと思う。

ところで、ギリシャ問題は4ヶ月延長となったが、混乱がポジティブに働いた業種もある。ギリシャ問題の混迷でEU内の自動車販売が落ち込むとの思惑からプラチナ価格が5年7ヶ月ぶりの安値となった。プラチナ消費の4割はディーゼル車の排ガス触媒向けであり、ディーゼルが普及している欧州自動車業界にとってはプラスだろう。また、先進国の金利上昇は株に資金が流れたため多くの市場は昨年来高値を更新した。