ツイッターは字数の都合上誤解を与えやすいので改めて取り上げます。ただし会計の専門家でもアナリストでもありませんので間違いがあるかと思います。その点はご了承下さい。

【シナリオ1】
16年9月末の自己資本は3600億円(自己資本比率7%)で債務超過を懸念する声もあるが、仮に7000億円近い損失を計上しても、減損損失は会計上の処理にあたり、お金は外部に流出しない。主力行と結んだ4000億円の融資枠の未使用分と現預金合わせた「手元流動性」は、17年3月末でも1兆円強になる。
つまり上場廃止にはなっても倒産はない、あるいは4000億円の融資に半導体事業を加えれば2部転落もなさそうです。

【シナリオ2】
東証上場基準によれば、債務超過とは本決算で 
(純資産の合計額+準備金等)-(諸々の控除して得た額)=マイナス だと債務超過です。
日興によれば5000億円減損処理した場合、純資産は500億円と予想しています。 つなり報道されている7000億円に拡大すれば東証の定める債務超過となる可能性大です。
2017年3月期決算において債務超過となれば、8月1日より東証2部での取引となります。7月31日大引けでTOPIX,日経平均から除外されます。そして東証は同日に新たな銘柄を採用します。 
また上場廃止になるには3月中旬までに「内部管理体制確認書」を再提出し、東証の審査結果が6月中に公表となります。改善が認められなかったと判断した場合が上場廃止です。

いずれにせよ上場廃止リスクは低いと思います。また1兆5000億ともいわれる半導体部門の売却が3月までにスムーズにいけば2部降格も免れます。
日興では仮に2部降格となった場合は、セイコーエプソン(6724)が臨時入れ替えで採用される可能性が高いと指摘しています。