始めに、最近原油高を懸念する声が増えてきました。しかし当社はこの考えには反対です。WTIが110ドル超えるようだと景気悪化懸念もあるでしょうが、64ドルではむしろ景気には程よいと考えます。なお当社は昨年12中旬に「来年はWTI70ドル」と述べています。
日経
日経平均とWTIを比べるとご覧の通りでほぼ一致した動きです。原油高は全く問題ないです。なお、原油高はトヨタと連動します。しかし、100ドル超えると自動車メーカーにも悪影響でしょう。また、原油高とタイヤ株は連動します。車を買い替えないで、タイヤ交換するからです。原油高はNYダウにプラス、またオイルマネーが株式市場に流入しますので、回って日本株にもプラスとなります。

さて、日曜にモーターを取り上げましたが、EVには高出力のモーターが必要です。モーターの効率を上げる3要素は ①積層コアの薄型化 ②巻き線密度の向上 ③冷却方式の改善(モーター、インバータ) といわれています。

①積層コアの薄型化 モーターコアと呼ばれる、ローター、ステーターは幾層にも重なった薄い電磁。これを薄くすることが重要です。 関連銘柄は黒田精工
②巻き線密度の向上 モーターコア内に効率よく巻く必要があります。最近では丸線から角線コイルに移ってきているようです。巻き線機では日特エンジニアリング(6145)、小田原エンジニアリング(6149)がありますが、日特が事業全体に占めるモーター関連の比率が約5割に対し、小田原はほぼ100%です。
③冷却方式 この分野の銘柄が見つけられいのですが、モーターコアプレスではアイダエンジニアリング(6118)、同社はモーター部品も製造しています。なおアイダの株価は高い位置ですので、調整後で良いかと思います。