1面「全固体電池」特集

2月末の2次電池国際見本市では、日立造船(7004)とFDK(6755)のブースに大きな人だかりができた。

固体電解質では三井金属が、硫黄、リチウム、リンなどが原料の電解質の開発にメドをつけた。JX金属は電解質開発で東邦チタニウムと連携。住友化学はレアメタルを使わないタイプで、ニッケル・マンガン系の正極材開発を進める。負極材ではGSユアサが金属シリコンを活用し、これまでの約3倍のエネルギー密度を実現できる製品を開発。

JSRは供給が不安なレアメタルを代替する技術を開発。あらかじめリチウムイオンを負極材に抱え込ませることで電池の中を行き来するイオンの数を減らさないよう工夫。
ADEKAは、硫黄を活用した負極材材料を開発した。