昨日、日経レバについて取り上げましたが、純資産が減少した場合が欠けていたので、付け加えます。

日経レバETF(1570)が個人に人気で連日大商いで空売りも急増いています。そこで仕組を簡単に解説します。

日経レバは先物を利用して、日経平均の2倍の値動きを確保します。仕組はこうです。

 

11月8日の日経レバ純資産2163億円 → 先物4326億円

8日の終値は21910円+150 約+0.69%

2163億円×0.69×2倍=約30億円の先物買い需要発生 

 

しかし、純資産の増減でも先物に影響します。個人は値上がりすると売却する毛工があります。仮に純資産が0.69%減少すると、先物売り要因となり、先引きチャラとなります。

しかし、指数の値動きによる先物のリバランスは当日で、純資産の増減による先物売却は翌日の大引け間際となります。1日のタイムラグがあります。つまり、日銀が日経レバETFを買えば、買い付け金額の倍、先物に買い需要が発生するため効果は大きいです。
なお、日経インバはこの逆になるため、こちらの値動き、残高推移も注意が必要です。


 

  銘 柄

 

アンドファクトリー(7035)短期ではなく中長期でみています