2000年初頭、ITバブルがピークを迎え、ソフトバンクの時価総額は約20兆円でトヨタを超えていました。当時のソフトバンクは今よりはるかに規模は小さく、利益も低かったです。当時も今もバブルは世界の中央銀行が資金を大量供給するかだと思います。
2020-12-31
上は2000年前後のソフトバンク月足チャートです。
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上は2000年前後のマネタリーベースの伸び率(前年同月比)です。今も昔もマネーの増減に一番反応するのがソフトバンクです。

2000年問題は、コンピュータが誤作動し、航空機が墜落すると言われたりしたものです。企業はIT投資を急拡大しました。そして2000年を迎えると、システムに不具合はなく、マネタリーベースは急減し、ITバブル崩壊となりました。
2000年の年末年始は航空機墜落リスクがあり、海外旅行客は激減しました。例年なら満席の国際線もガラガラでした。

2000年までの動きを今に置き換えると、コロナでマネタリーベース急拡大中、年末年始は海外旅行ほぼゼロ。当時との違いは、過剰流動性が始まったばかりということです。バブルは日銀だけでは不可能背です。世界の中央銀行が足並みを揃えてバブルが発生します。
目先的には弱気ですが、コロナを制圧するまでバブルは続くのではないでしょうか。