今週は出入りの激しい1週間になりそうです。イエレン長官は3月23,24日の議会で、クレジット投信などのシャドーバンク規制、気候変動対応のストレステストの必要性を強調していました。そしたら週明けに野村の問題が突然表面化。イエレン氏は、ダンスラー次期SEC長官候補に何らかの指示をするでしょうが、そういった流れの中であぶり出されたのかもしれません。

バイデン大統領は、3月31日にインフラ投資計画を発表します。3兆ドルと途方もない規模です。そして日本も2021年度から「国土強靭化5カ年計画」が始まります。規模は15兆円と巨額です。
ということで、インフラ投資関連銘柄は目先ではなく、長期で注目します。
なお、31日にバイデン大統領が増税に言及するかどうかも相場に影響しそうです。日本では4月1日に日銀短観が発表されます。

ところで、バイデン政権はシェールオイル開発に消極的です。米シェールオイルの曽根気分起点はWTI価格で、45~50ドル、最も低コストのシェールで30ドルだそうです。この点からも原油価格下落は当分難しく、金利を支えるかもです。

   銘  柄

酒井重工6358 ロードローラーなど道路機械専業。四季報によると、国内回復もインドネシア、米国が不振とのこと。輸出比率は40%。しかし、米は未曾有の規模のインフラ投資が始まります。日本も15兆円規模の国土強靭化5カ年計画が始まります。長期で業績回復が期待できると思います。

2021-03-29 (4)
上は酒井重工のチャートです。下は独自の売買サインです。赤が青を下から上へ突き抜けて、赤青とも上昇になれば買いサインです。