STOCK TRAINのブログ

追証の果てまでイッテQ

いつもすいません そのうち

2016年11月

前回米国は2004年6月~2006年6月まで小刻みに利上げをしました。その間円安です。しかし物色対象は大きく変わりました。当時の日経平均とマザーズ週足です。

日経2004~6
日経平均は2006年4月まで上げ続けました。

マザーズ

マザーズは米利上げとほど同時に急落します。しかしその後大復活もライブドアショック、日銀の量的金融緩和政策解除、そして日銀のゼロ金利解除で万事休すとなりました。

日銀は当時のことを理解していますので長期金利を0%に抑えると思います。昨日10年物国債利回りが0.045%まで上昇しました。 まだほぼゼロですので問題ない水準ですが、今後の動向には十分注意したいです。




新興・小型株の動きが悪くなっています。MSCI日本マイクロ株指数というものがあります。時価総額300億以下の銘柄の指数です。
2016-11-25
11月11日高値でその後は下落中です。トランプラリーの恩恵を受けていません。金利が上昇しているのですから教科書通りの動きです。 特に業績・売上高を伴わない‘材料’だけの銘柄はその日は上がってもいずれ下落するでしょう。 ただ急落しないのは日銀がゼロ金利に抑えているからです。長期金利を日銀が制御できなくなれば株価10分の1,20分の1が続出すると思います。これはITバブル崩壊で学習済みだと思います。

ところでクレディスイスが日経平均が来年半ばに20000円とのレポートを出しています。 見出しです。

2016-11-25 (3)

円相場が10%安くなれば一株利益は15%増えるという理由です。
2016-11-25 (4)
また上のグラフでも日本株のEPSの伸び率がトップです。ただしCSの予想は長期的なものです。


強すぎる日米株式市場ですが、米市場の現状位置を見てみます。

2016-11-24
フェア&グリードは昨日70に達しました。まだ大丈夫ですが、80を超えるとスピード違反でので、警戒ゾーンになります。
2016-11-24 (2)
米10年国債利回りと名目実行為替レートです。最近は特に連動性が高くなっています。金利が上がるからドルも高くなるということです。これが双子の赤字時代なら米国売りとなったのですが、幸いオバマ政権時代に米国の財務内容は格段に良くなったため、金利上昇=ドル高=株高 となっています。
2016-11-24 (5)
ダウ月足と米失業率です。長期的にみれば失業率低下=株高 です。今の失業率なら株高も当然なのかもしれません。 

ここまではオバマ政権の遺産にトランプショックが良い方向に働いたためでしょう。

    銘柄

GMOペイメント3769  三菱UFJは8800円目標

構造計画4748  12月1日高値期日のため何らかの動きを期待






日経平均をPER、配当利回りからみてみました。

日経
日経平均と配当利回りです。配当利回りチャートの昨日の位置をご確認下さい。次に配当利回りを上下反転させます。
日経2
ほぼ一致した動きになりました。しかし直近は配当に比べ日経平均の上昇がより鮮明です。

次にPERと比較してみます。
PER
昨日で日経平均のPERは15.38%です。 17時現在先CME日経平均先物18200を当てはめると15.4%になります。ご覧の通りで過去1年半のチャートでは16倍が売りになっています。月曜日の日経平均EPSは1181円です。単純に16倍をかけると18896円となり、上昇余地は約700円になります。
しかし、最近の円安は考慮されてませんので、上昇余地はもっとあるかもしれません。 以上は机上の計算ですので参考以下にしてください。

    銘柄

イーレックス9517  22日の地震による福島第2原発冷却一時停止で、再び同社のバイオマス発電に注目とのこと。

構造計画4748 避難趣味レーション、交通シュミレーションなどを手掛けており、震災、オリンピック関連でもあります。 同社のシュミレーター解析にはエヌビディアのGPUが使われており、エヌビディア社とも協力関係にあるようです。エヌビディアといえば世界の自度運転の本命中の本命です。
http://www4.kke.co.jp/gpu/



先々週末のNY売り予想から1週間横這い、そして昨日上昇で再び上昇軌道に復帰したかもしれません。しかし上昇は比較的短いと見ています。戻り波動のW天井をつける可能性があります。(波動は非公開)
またフェア&グリード、VIXともにまだいい動きですが、いずれ限界に達します。

2016-11-22(CNN MONEYより)
フェア&グリードは11月4,5日の14が最低でした。米国株もその日を底に急上昇でした。最高値は7月18日の91でした。そして2日後がダウの天井でした。
まだ67で伸びしろはありますが、80超えれば警戒ゾーンと考えます。

2016-11-22 (1)
過去1年間のVIX指数最低値は8月19日11.34%です。昨日は12.42%、低下余地は1.08%です。しかしいつ反転してもおかしくない12%割れまであと0.42%しかありません。
当社は12月1日(前後1日)にVIXは底をつけ反転すると予想します。反転はもちろん株式にマイナスです。

金利動向から11月14,15日から売りと予想していましたが、結果は横ばい。トランプバブルがなければ売られていたでしょう。今回の外しは事故のようなものです。相場が落ち着けば通常に戻るはずです。



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