1月末から米金利上昇が懸念されてきています。しかし、専門家の間でも意見は分かれています。また、株式運用者と債券運用者ではポジションが違うため、見解は分かれます。そこで、米国債に関しては素人の当社なりの考えを述べます。
3種
ダウ月足、米実質GDP成長率、米10年債利回りです。 GDP成長率を金利が大きく上回ると株価は長期調整に入ることが分かりました。 長期金利の理論値は以下です。

*長期金利理論値=潜在成長率+期待インフレ率+リスクプレミアム(ほぼゼロなので無視でOK)

これを現況に当てはめると

*1.8%(潜在成長率)+2%(期待インフレ)=3.8% 

昨日の米10年債利回りは2.88%です。つまり、米長期金利は1月からの上昇が急だったために、株価に悪影響をもたらしましたが、いずれ修正されると思います。米長期金利は3.8%を超えると本格調整でしょうが、今は問題ないレベルと考えます。

なお、ドル相場も考慮する必要があるため、米名目実行為替レートを見てみます。
為替
まだ大丈夫ですが、一段のドル安は金利上昇につながる可能性が高いため、健全なドル相場は必要かと思います。

いずれにせよ、米金利問題は現時点では問題ないレベルで、むしろ「良い金利上昇」と言えます。素人なりに考えてみました。


       銘柄

カチタス8919

DLE3686