米長期金利3.1%乗せでも、ドル高・株安は起こっていません。野村レポートによると、CTAなどドレード追随プレーヤーによる米国債ショートの独走状態の可能性がるとのこと。また、G10通貨では、カナダドル、豪ドルなど資源国通貨が強い。つまり、原油価格上昇というより、中国国内鉄鋼価格の持ち直しなど中国経済、グローバル経済の再加速によるもと思われます、
ご覧の通りで、長期金利上昇の割にはドルが上昇していません。世界景気再拡大による可能性があり、米金利もショートが終われば上昇は止まるかもしれません。しかし、景気再拡大による金利上昇なら何ら問題はなく、むしろ自然です。
ところで、ラッセル2000が過去最高値となっていますが、これは貿易摩擦を懸念したドル高となるとグローバル企業は買いづらい、それで内需小型株のラッセル2000に資金シフトが起こったためと考えられます。
日経によると、S&P500採用銘柄は海外売上高比率が30%、対してラッセル2000は21%だそうです。