ＶＩＸ指数は４５．３１に急上昇。昨年８月５日３８．５７を大きく超えました。ＶＩＸ指数はＣＢＯＥがＳ＆Ｐ５００のＯＰ（以下ＳＰＸ）を対象とするＯＰの値動きで、ＳＰＸのアットザマネー・アウトザマネーのＯＰ（特にＰＵＴ）を用います。ＳＰＸを大量に買い付けることで、指数操作が可能です。以上を踏まえ、ＶＩＸ急上昇を考えます。

ＣＨＯＥのデータによると、ＰＵＴの出来高は記録更新で５２００万件以上の約定。これがＶＩＸ急上昇の要因です。指定された日までに特定の価格で株式を売却する権利、つまり暴落が続けば儲かるトレードに群がったということです。

上は昨年８月～昨日のＶＩＸ指数です。Ｓ＆Ｐ５００，ＮＱ総合とも８月５日が大底でした。日本同様、米投資家はもっと下がると予想しています。何かきっかけがあると大量のＯＰは一斉に反対売買に動くため、短期的には買い場を探るべきかと思います。なお、いつが買いになるかは後程。