最近、日米ともに金利上昇を嫌気して株式が売られているという解説が溢れています。実際どうなのか?過去20年間みてみます。ここでは金利敏感といわれる成長株代表としてSOX指数、ナスダック総合を米10年国債と比較します。なお月足です。

月足ですので長期になりますが、金利低下で株式上昇、金利上昇で株式も上昇もあり一貫性はみられません。
2020年は金利が最低水準でした。コロナ渦によるものですが、これをきっかけに金融緩和となり、経済は上向きます。経済が拡大すれば金利は上昇するので、金利上昇=株式上昇です。逆に景気悪化で金利低下だと、業績悪化懸念で株式は下落します。
単純に金利上昇=株式売り は安易ではないでしょうか?
ところで、金利のついでに海外有力企業の円建て債について。ネット上では安い円で資金調達という解説が多いのですが、これは違います。海外企業が社債発行で得た円をドルに替える場合、直物の円を売るのではなく、通貨スワップを利用します。あらかじめ決められた条件で一定期間、円とドルを交換する取引です。満期時には当初の為替レートで円に戻します。つまり円安が進行しても利益は出ません。
また、金利差を利用するには、スワップで円をドルにする場合は、日米金利差に相当するコストが必要です。
円安、低金利のメリットがないのに円債を発行するのは、資金調達の多様化です。資金需要が旺盛なAI、半導体企業にとって資金調達を絞ると何かあったときに困ります。そのための円建て債です。
銘 柄
アイネス9742 26年は減益も、27.3期は標準化システム導入が30団体に急増、利益急回復へ。なお株主資本比率は39.2%も、自己資本比率は74.9%と高いです。独立系も筆頭株主は三菱総研で19.5%、4位は従業員持ち株会5.1%。物言うファンドはここに目を付けたのかと想像します。エフェッシモ14%、英アセット・バリュー7%保有。その他表にでないファンドを含めると三菱総研を大きく上回るといわれています。
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ところで、金利のついでに海外有力企業の円建て債について。ネット上では安い円で資金調達という解説が多いのですが、これは違います。海外企業が社債発行で得た円をドルに替える場合、直物の円を売るのではなく、通貨スワップを利用します。あらかじめ決められた条件で一定期間、円とドルを交換する取引です。満期時には当初の為替レートで円に戻します。つまり円安が進行しても利益は出ません。
また、金利差を利用するには、スワップで円をドルにする場合は、日米金利差に相当するコストが必要です。
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